The Colmarienne Diary♪

フランスはアルザス地方、コルマールで暮らすニッポン女子(コルマリエンヌ)の毎日いろいろ。主婦のいろいろ。

餃子の皮で楽ちんラザニア!

先週末の餃子祭りで余った皮で、昨日のお夕飯はラザニアを作りました!
最近夫も私も食べ過ぎなので、ミート抜きのベジラザニア。
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ちょっと見映えがイマイチですが。。味は美味しかった!餃子の皮モッチモチ、言われなきゃ気づかないようで現に夫は「手打ちやったの!?」とありえないありがたーい一言。
作ったトマトソースに余ってたズッキーニとマッシュルームをみじん切りにして入れて、ホワイトソースもフライパンで作って、あとは重ねるだけ〜!本当簡単だけどちょっと気分の変わる一皿で大満足でした。
ちなみにチーズも余ったラクレットで済ませるというこの冷蔵庫整理根性w
てことで、我が家は当分ラザニア用のパスタを買うことはなさそうですね。

コルマールを歩く!

珍しくピーカンに晴れたので、いつもの買い物がてらの瞬間外出をやめ久々にコルマールを歩いてみました。petite veniseの辺りをフラフラと。f:id:saecolmar:20140128143822j:plain

 目的もなく歩くとふとした発見があって面白い。こんな可愛いジュース屋さんを発見!カテドラルの近くにも確かスムージー屋さんがあったような。最近流行ってるのかしら。個人的には何故か日本にすら入ってこないJamba Juiceの大ファンなんですけどね。f:id:saecolmar:20140128144327j:plain

来月友達が来たときにでも行ってみよ〜!

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いかにもアルザスって感じですね。こういう景色をぼんやり見てると、ここに住んでる自分がなんだか不思議に思えてきます。まだ実感が湧かなかったりするんだけど、ぼんやり実感が湧くような、変な感じ。

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南仏でもお目見えしたけど、犬のお散歩袋ですね。そう、お犬様天国のここフランスは、綺麗な町並みとは一転、実は足下を見ていないと歩けないと言われるほど、道が汚いんですね。なぜなら犬の糞がそのままだから。今でこそ街の至る所にこれがあるお陰で下ろしたての靴をベチョっとなんて悲劇はなくなりましたが、リヨンに留学していた6,7年前なんて、本当大げさじゃなくどこもかしこも犬の糞だらけでした。

ゴミ箱の設置もそうだけど、こうやって置いておかないと糞もゴミもそこら辺に放置しっぱなしなんだろうな、フランス人。笑

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この冬は暖冬と言われてますがそれでも寒い!すっかり12月以降走るのも断念し、お腹周りは順調に緩みを増して、大イベントのクリスマスも終わったこのオフシーズンど真ん中。静かで良いけどちょっと雰囲気は寂しいですね。というわけで、春がとっても待ち遠しいのでした。

 

初めての教会活動!

要するに御ミサですね。行ってきました、一昨日の日曜日。コルマールで一番大きな教会、Saint-Martin大聖堂。我が家から徒歩3分、毎日時報の鐘を聞き、土日のミサ開始の鐘も丸聞こえだったわけですが、なかなか足が向かなかったのは、土曜に仕事を終えてようやくの週末、どうしてもゆっくり寝ていたい夫につられ寝坊助だったのが原因でしょうか。。

珍しく、明日ミサ行ってみようという夫のもと、時間を調べたら10時半。なんだ、そんなに早くないじゃんw もともと小学校からミッション系の学校に通っていたため、教会もミサも馴染み深いものですが、フランスでのミサは初めてです。流れは大体日本と一緒。フランス語がもっと分かれば楽しいだろうに^^; 聖歌隊の子供たちがとっても可愛かったです。

カトリックの国なので当然ですが、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、家族みんなでミサに参加する姿は何とも素敵な光景でした。祈る事、施すことが小さい頃から生活の一部となっている彼らは、何か苦境に立たされたり困難な人に出会ったとき、私たちにはない選択肢を持っているんだろうと思います。なかなか無宗教の私たちにはない感覚だけど、祈って現実がどうこう変わる変わらないの話ではなくて、祈るという行為が心に安らぎを与え、冷静に物事を考え、正しい選択を導き出すんじゃないかな、と思うのでした。

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人生初めての事故

大分間が空いてしまいましたが、先週末ローヌで大きな試飲会があったため、それだけのために車で4時間半かけて出かけてきました。有名な造り手も沢山集まるこの試飲会、早起きして私もお弁当を用意し、久々の遠出に嬉々として二人出かけたわけです。

ただこの日の天気は生憎の小雨。ただ土砂降りでもなくパラパラと絶えず降っていた感じ。順調に夫の運転でお昼過ぎにはかつて私たちが暮らしていたリヨンに到着するところでした。会場のあるアンピュイ方面のルートへ高速から抜ける環状線でのこと。結構な急カーブだったため、速度を落とし進んだものの、濡れた斜面にタイヤが持ってかれそのまま壁に激突。車スピン。後続車と向き合う形で車が止まりました。一瞬何が起こったか分からず。夫の「ヤバい!」の一言と同時に衝撃が起きて、私、思わず目をつぶりました。幼少期以来w

幸い後続車もかなりスピードを落としていたカーブ道だったので、追突されることもなくそのまま車を走らせる事ができましたが、私車の事故初めでだったので、本当にビックリしました。夫は頭を窓に打ち(幸い大事には至りませんでしたが)、車はフロントにヒビが入りましたが、とりあえず問題なしで試飲会に到着することができました。

にしても、本当大事にならなくて良かった。翌日二人で首は痛くなったけど、その程度で済んで本当に本当に良かったです。肝心の試飲会は、安堵感たっぷりであまり記憶にないかな?笑 でもお目当てのものも買えたし、リヨンの友人にも会えたし、美味しい中華も食べられたし、何より帰りは無事だったので(笑)、思い出深い週末となりました。改めて運転、気をつけましょう。

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ブランドバックに夢を馳せて

Facebookで友達が上げていた、新調したブランドバックの写真を見て思い出しました。そう、こっちってブランド品持たないんですよね。持っていても一個か二個で、バッグも財布もポーチも全部ブランドです。だなんていう女子率の多さは日本が一番かもと思います。

フランスっていうと、みんなオシャレで本場だから当然ブランド品も持ってるだろうというかつて私も持っていたイメージ。これとは実際全く逆で、みんな質素でカジュアル。いつでも合コン行かれます的なバキバキに決めたOL風も女子大生風も存在しないんですね。

というわけで、東京から持って来た数々のお洋服たちは日の目を見ず、毎日もっぱらジーンズにスニーカー。パリだともう少し違うんだろうけど。。そんな格好ゆえに当然バックもブランドものは休眠中。

こっちは高い物は大人が買うもの、買える人が買うもの、というスタンスなので、お小遣い貯めてプラダ買おうとする高校生なんていないんじゃないかと。(いや、ごく僅かいるかもしれないけど)そう考えると、お金持ちお金持ちじゃない関係なく、ほとんどの高校生以上がブランド財布を持ってる日本って確かに不思議。

そういえば私もかつてヴィトンが欲しいと騒いだら祖母のお下がりが回って来て、友達は新品なのにと両親を恨めしく思ったっけ。今では同年代では誰も持ってないような味わいのある皮の色、感触をとっても気に入って大事にしています。新しいものも良いけれど、こういう感覚をいつまでも大切にできたら良いな〜なんて思う今日この頃です。

 

女子にはやっぱり嬉しい!

そう、フランスでも始まりました。年に2回の大セール!今月8日から来月の11日まで。夫にも指摘されましたが、なぜ女子はセールの看板見ただけでそんなテンション上がるのかと。

そりゃね〜。例え買う物がなくても買うお金がなくてもセールと聞いて浮き立つのが女子だもんね。

というわけで早速戦利品の数々を!と言いたいところだけど、今はぐっと堪えております。来月大親友が遊びに来てくれるのと2週間のバカンスが控えてるのです!

しばらくは文字通りのウィンドウショッピングで楽しむことにします^^

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フランスの子供、ニッポンの子供について思うこと

前回怒り心頭だった年賀状の件、ようやく手に入ってこの数日はひたすらコメント書きしてました。届くのはきっと今月の下旬頃。皆さん、ゴメンなさい。

そんな中、ネットではホリエモンの発言が何やら話題になってたみたいですね。新幹線で騒ぐ子供に睡眠薬飲ませろとか何とかとか。私はまだ子供がいないので、世のお母さんの気持ちも分からないし、子供を持った友達が増えている中、彼女たちの奮闘する姿を見て偉そうに一般論も語れません。

ただ、フランスに来てみて思った子供のことについて。少しだけ。大分前から日本では、挨拶しない若者が増えてるだの、ロクに挨拶もできない大人がいるだの、とにかく学校でも会社でもちゃんと挨拶を!と至る所で掲げられてますが、こっちはそういうことが皆無なんですね。とにかくみんな挨拶をする。小さい子供だろうが思春期でちょっと反抗期だろうが寝不足と二日酔いで機嫌が悪かろうが、挨拶はちゃんとする。

聞いてるだけだと、ふ〜ん。くらいにしか感じないかもですが、当初目の当たりにしたときは結構な驚きでした。家にお客さんが来る。誰かの家に遊びに行く。例え会ったことのない相手でも、子供たちのほうから「初めまして、私の名前は○○です」と言って、ビズというこっちの挨拶をしてくれます。泊まりならば、おやすみなさい。とおはよう。の挨拶も、家族同様にきちんとします。15、6歳のシャイなお年頃の男の子も、少し照れながらちょっとぶっきらぼうになりながら、それでもきちんと挨拶します。

これは、どこの家庭に行っても同じ。〜家の子供たちは挨拶できて偉いね。という話にならない。裕福な家とか教育熱心な家とか、そんなのは全く関係なくて、田舎だろうが都会だろうが、みーんな子供たちは挨拶ができる。

なぜだろうか、と夫と話していたときに、彼が一言。親がちゃんと挨拶してるからじゃない?と。確かに。彼の職場でも、必ず同僚に挨拶(男性なら握手、対女性ならビズ)することから仕事が始まるという話を聞いて納得しました。きっと彼らは挨拶は大事だからなんて思うことすらなく、生活の一部として挨拶することが当たり前になってるんだと思います。

日本では挨拶をしましょう!と掲げても、つい形だけのものになってしまって、聞こえるか聞こえない声で「〜ます」と会社で自席につく人(かつての私も同じく)顔も見ないでただ言えば良いという雰囲気だったり。頭では大事と分かっていてもなかなか実践すると難しいのが実情です。

きっと、そこには挨拶する気持ち良さ、心地良さがないからだと思います。自分だけ、にこやかにおはようございます!と言っても誰も返事してくれない。顔を向けてくれない。笑ってくれない。だったら、形だけのおはようで良いじゃないか。ああ、まさに悪循環サイクル。

いくら家庭で挨拶が大事だと教えられ実践していたとしても、社会を見たときに、これは建前であって決してきちんと実践されている世の中ではない。というのが悲しい日本社会の現状なのだと思います。

だとするならば、社会全体で気持ちよく挨拶し合うしかないんじゃないか。もうこれは国家レベル!というのは大げさだけど、最近の子供たちは〜と文句を言う前に、その大人がちゃんと挨拶してますか?と。大人である私たちがあれこれ言う前に、実践して子供に教えられる事があるんじゃないかと、それを社会みんなでやることができたら、今抱える問題が少しは軽減するのではないかと、そんな風に思うのでした。